ABV:7%IBU(苦み):40
県播磨灘で水揚げされる牡蠣(オイスター)は兵庫県を代表する海の幸として全国的に知られています。今回、フリスピでは水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣を使用した黒ビールを醸造しました。牡蠣を使用した黒ビールは19世紀にアイルランドが発祥と言われており世界的にも有名なスタイルのビールで、ミネラル分豊富な牡蠣の身と殻を使用することでビールの発酵を促進し、濃厚な旨味と海の風味が抽出され、同時に苦みの角をとったまろやかなビールに仕上がります。フリスピが醸造した『オイスタースタウト』は、アルコール度数は7%でどっしりと飲みごたえがありつつ焙煎された大麦がコーヒーやチョコレートに似たような香りで後味はドライですっきり飲みやすいビールです。フードのペアリングには、生牡蠣、焼き牡蠣の牡蠣料理はもちろんの事、赤身の肉料理、チョコレート系のデザートなどにも相性抜群です。今回の播磨灘の牡蠣を使用するにあたり、赤穂市の坂越牡蠣組合様にご協力頂き水揚げ体験や工場見学をさせて頂きました。実際に現場で働く生産者さんの熱い想いを聞き、牡蠣について色々と勉強させて頂きビール造りに生かすことが出来ました。
ビールは舌だけでなく目でも楽しめます。飲む前に、まず色の違いを楽しみましょう。また何杯も飲むときは、淡い色から濃い色へと飲み進めることをおすすめします。味もアルコール度数も徐々に強くなるので味わいの変化が楽しめます。
ビールの香りには2種類あります。ビールを口にする前に鼻で感じる香りを「アロマ」、ビールを口に含んだ時に感じる香りを「フレーバー」といいます。
ペアリングの基本としては、「ビールと同じ国の料理を合わせる」、「ビールと料理の色を合わせる」、「ビールの味と同じ味、または異なる味の料理を合わせる」といったところが有名です。
最近増えてきた「ブルーパブ」。「ブリューパブ」「ブルワリーパブ」ともいいますが、同じ場所でビールを造って提供する酒場やレストランのことです。もちろん、Free Spirits Brewing(フリスピ)もそのひとつです。